北岳・間ノ岳 2013.7.24-26 A

きただけ・あいのだけ・3193m(山梨県)



北岳は、山梨県南アルプス市にある標高3193mの山。日本第2の高峰である。山体の東側斜面は北岳バットレスと呼ばれる岩稜があり、登攀対象になっている。古くから北岳、間ノ岳、農鳥岳一帯の山体は「白い雪をかむった山」という意味で白根三山または白峰三山とよばれている。日本有数の高山植物の宝庫で、稜線や山腹にお花畑が広がる。北岳の南に連なる間ノ岳(3189m)は、奥穂高岳に次ぐ日本第4の高峰である。北岳と間ノ岳の間に日本一長い標高3000mの稜線がある。

万年山
中白根峰へ向かう稜線から北岳方向を見る。

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今年5月末に会社の先輩と屋久島宮之浦岳に登り、ヤクシマシャクナゲ、縄文杉を見たあと次はどこに行こうかということになり、雪解けの後、先ず先輩が何度か登っている南アルプスの北岳・間ノ岳に、次いで仙丈ヶ岳に行くことになり、再び計画を実行する運びとなった。初めて3000m峰、それも日本第2の高峰へ、久しぶりに胸の高鳴りをおぼえる。登れるだろうか・・・?




2日目(7月25日) 白根御御池小屋 〜 北岳 〜 間ノ岳 〜 北岳山荘

歩行距離 10.2km
所要時間 9時間35分
累積標高差 (+) 1507m  (-) 856m
コース 白根御池小屋06:10 → 大樺沢二俣08:55 → 小太郎尾根出合07:55→ 北岳肩の小屋09:05
 → 北岳10:10 → 北岳山荘11:50 → 間ノ岳13:55 → 中白根峰15:15 → 北岳山荘15:45





06:10 白根御池小屋を出発。右の草滑りは急登なので、大樺沢二俣経由の大回りの右俣コースをとる。針葉樹の平坦な登山道を進む。山道沿いにトウゲブキが咲いている。07:00仮設トイレがある大樺沢二俣に出る。目の前には大雪渓がある。ここを横切れば八本歯コルに向かう。右に折れ急登を登っていく。少し雪の残る岩場を通過、お花畑が広がる。突然、持ってきた一眼レフデジカメが故障する。この前の屋久島の雨の中で酷使したので故障しただろうか。準備してきたのに本番で使えなくなるなんて・・・北岳の雄大な写真を撮ろうと思っていたのに。大いに落胆する。(たとえ防滴仕様であっても湿気はカメラの大敵だ)。

気を取り直し防水のデジカメで撮影することにする。ジグザクのお花畑の山道を行く。キタダケソウ、チングルマ、ミャマキンポゲ、ミヤマシオガマ、ハクサンイチゲ、ウラジロナナカマド、チョウノスケソウなど沢山の花が咲いていただろうか。名前が分からないものもある。07:55 小太郎尾根出合い達する。昨日のチェコから来た青年が下山してくるのに出会い、挨拶を交わす。暗いうちに時間に北岳に登り、下山してきたようだ。

少し風が強くなる。ガスで視界がない岩の稜線をひたすら登り、10:00北岳肩の小屋(日本で最高所・3000mにある)に着き一休み。小屋の左側を通り、北岳山頂に向かう。岩の稜線にチョウノスケソウ、ミヤマシオガマなどの花を見る。風雨が強くなってくる。10:10 日本第二の高峰北岳山頂(3193m)に達する。ガスで何も見えない。せっかく来たのに!!う〜!・・・。カシオの高度計付き腕時計の高度を見て、3000mを越える場所に来たことを実感する。そいえば少し息苦しく、頭が重い感じがする・・・。山頂に登山者が10名ほどいるだろうか。

北岳山荘を目指し鎖場のある急坂を下る。キタダケソウとミヤキンポゲ?のお花畑がある。他にイワカガミ、ミヤマオダマキ、イワベンケが咲いていた。北岳は正に高山植物の宝庫だ。次来た時は、ゆっくり花の写真を撮りたいものだ。切り立った崖の稜線を下っていく。眼下に北岳山荘が見えてくる。先輩は振り返りカメラにピースサイン。11:50 北岳山荘に到着する。チェックインをする前に、小屋の脇で昼食をとる。調理担当は自分。ミニトマトとアスパラガス、ミニサラミを材料にペペロンチーノのパスタ、それとインスタントのコーンスープと先輩が持ってきたフランスパンを食べる。冷えて疲れた体には、暖かい食事は格別だ。

食事後、笑顔のおねえさんに迎えられ、北岳山荘にチェックイン。北岳山荘は有名な建築家・黒川紀章氏が設計したモダンな作りで、時には強風に晒される稜線に建っている。小屋のそばには昭和大学医学部北岳診療所がある。荷物を置いて間ノ岳に向かう。少しずつガスが晴れていきそうな気配がする。起伏の少ないなだらかな登山道を行く。中白根山を過ぎ北岳まで日本一長い標高3000mの2.5kmを稜線を歩き、13:55間ノ岳山頂(3189m)に達する。相変わらずガスは晴れず。何も見えない。間ノ岳山頂から北岳山荘に戻る。中白根山の手前あたりでガスが晴れ北岳が姿を現す。後方の間ノ岳も見えてきた。北岳山荘に戻り酒盛りビールで乾杯。夕食後、食堂でバーボンを買って飲む。山小屋で買うアルコール類は高価で貴重品だ。明日が晴天になるよう祈り眠りにつく。


丹沢山
草すべりと二俣の分岐・二俣の方向に行く。
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雪渓のある八本歯のコルとの分岐・右折して肩ノ小屋を目指す。
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急登を登って行く。
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・・・
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草すべりの分岐・風雨が強くなってきたのレインウエアを着込む。
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北岳肩ノ小屋に達する。(日本一高所(3000m)にある山小屋)
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北岳の肩にて
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ミヤマシオガマ
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ハクサンイチゲ
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北岳山頂
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北岳山頂に達する。確かに高度は3000mを超えている
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北岳山頂三角点
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北岳山頂
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イワベンケイ
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お花畑の岩場を下る。
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お花畑の岩場を下る。
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ハクサンイチゲ
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ハクサンイチゲとミヤマキンポゲ
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イワカガミ
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ミヤマオダマキ
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・・・
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イワベンケイ
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八本歯のコルへの分岐を通過
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風が強い。↑前方に北岳山荘が見えてくる。
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北岳を振り返る。
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2日目の宿泊場所・北岳山荘に到着する。
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昼メシ後、北岳山荘にチェックインをして間ノ岳に向かう。
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昼メシはトマト入りのペペロンチーノ
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そしてポタージュ
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間ノ岳へ向かう。
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雲がかかる。
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少し晴れてくる。
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崖沿いのガレ場を歩く・慎重に!!

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間ノ岳はもうすぐだ。
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歩いてきた日本一長い高度3000mの稜線。左のピークは中白根峰( 3030m)
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間ノ岳山頂に達する。
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間ノ岳は日本第4の高峰
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間ノ岳の先には農鳥岳があり縦走路で繋がっている。
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残雪がある。
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三等三角点
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北岳山荘に戻る。少し頭が重い・酸素が薄いためか?
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少しづつ晴れてきた。ついに北岳が姿を現す。
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中白根峰山頂

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帰りは中白根峰を通る。
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北岳へ続く稜線・北岳山荘はもうすぐだ。





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